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「うちの妻ってどうでしょう?」を読んで

うちの妻ってどうでしょう? 1 (1) (アクションコミックス)

うちの妻ってどうでしょう? 1 (1) (アクションコミックス)



 福満しげゆき氏は前々から存じていたが、今回初めて漫画を読んだ。
 面白い。
 まったり、まったり、面白い。
 爆笑するところがあるわけでなく、クスッと、ニヤッと、ぷぷっとしてしまうところや、「うんうん、なんかわかるな…」も思うところや、「…なぬそれ…?!?!」と、全く理解できないところなど、それすべて『面白い』。
 特段、教訓などないのだが、なんだかクセになるマンガだ。
 なんでだろう。
 ものすごい面白いわけではない。
 ワクワク胸躍るわけでもない。
 でも、また読みたい。
 …不思議だ。
 その理由を考えていたら、福満氏の視点があまりにも広いからではないか、とふと思った。
 つまり、あらゆる些細なこと(Every Little Thing)でも、それを『描いてしまう』ところにあるのではと。
 言い換えると、福満氏の視点というものは、『見えないものを見ようと』しているのではなく、また『見えてるものを見落として』いるのでもない。
 氏は、『見えてるものを見落としてるものを《観て》いる』のである。
 「うちの妻ってどうでしょう?」を読み、福満氏の洞見に敬服の念を抱いたのである。