なぜモテなかったのか?

 

 私事で大変恐縮だが、私は高校時代はそこそこモテていて、大学時代は全くといっていいほどモテず、所謂「非モテコミット」状態だった。

 なんで高校時代と大学時代でこんなにも違ったのだろう? と考えてみたい。

 

 

目次

 

 

 高校時代

 高校1年のときは引っ込み思案な性格が災いし、自分から話しかけるということをほとんどせず、かつ服装にも全く頓着しなかったので、全くモテないどころか、同性の友人すらほとんどできず、一言も声を発さずに学校から帰る、という日もあった。

 そんなあるときに席が近い同性の友人とバンプオブチキンを始めとした音楽について話すようになり、そこからその友人と仲良くなり、親友となった。

 高2になり、その親友とも同じクラスとなり、そこから友達の輪も広がり、服なども友人と買いにいくようになった。

 服は兄がファッション雑誌を読んでいたことで興味があり、ブランド(ビームスやアローズ、シップス、ドゥアラット、スキャナー、プログラム、カーハートなど)を着ることもあったが、それ以上に意識したのは、服を着たときの全体的なカラー感、つまり上と下が色で喧嘩していないか? 似た色か? あるいは王道的な合わせ方か? という点を特に注意した。

 その点を見込まれたのか、同性の友人からはファッションに関しては一目置かれたり、異性からはよく声を掛けられたりした。

 異性の友人から、「アルテマくんのことが好き、っていう女の子、5人くらいいるよ。」と聞いたこともあり、それだけでも気持ちがよかった。

 そんな状況だったのだが、当時は別な高校に彼女もいて、かつ受験がとても心配だったため、女性にアプローチということが決してしなかった。

 そうして、大学生になった。

 

 大学時代

 東京で一人暮らしを始めた。

 相変わらずファッションには特に気を遣っていた。

 高校時代につき合っていた彼女とは別れ、フリーからのスタートだった。

 そんな調子なので、気になる子にはこちらからアプローチをした。

 しかし、いま振り返ってみれば、アプローチの「量」が、明らかに足りてなかったと思っている。

 私は昔からの性分で、「ぐっ!」と一目惚れをしたときにしか、アプローチをしなかった。

 おそらくモテ男たちは、「あ、そこそこかわいいな、とりあえず声かけよ〜♪」的な軽いノリでどんどん声をかけ、経験値を積んでいくのだろうが、私はそのようなタイプではなかった。

 完全に一目惚れしたときにしかアプローチしないので、アプローチ数は年に1回か2回だった。

 そんな調子なので、全然アプローチは洗練されず、女性関係は情けない結果の繰り返しとなった。

 そういう、明らかな経験不足もあった訳だが、それ以上に問題だったのが、自分を愛しすぎたところかと思う。

 時にはサークルの飲み会の約束よりも自分の睡眠やドラクエを優先したり、ひとりで読書やランニング、美術館鑑賞に時間をとりすぎた。

 つまり、自分から孤独な学生生活を選んでしまったのだから、モテないのは当たり前だ。

 更に、髪や眉毛のメンテナンスを全く怠っていた。

 髪や眉毛が整ってないからといってモテないということもないかと思うが、結構重要だろう。

 髪はワックスを特に付けず、ボサボサで、眉毛も特に手入れをせず、太くて濃く、荒れ放題だった。

 それをなんとかすればモテのレヴェルもグンと上がることは分かっていたのに、行動に移せず、腰が重かったのだ。

 それらの悩みは美容院にいけば一気に解消するし、美容院に行かなくてもググってどうすればいいか検索し、必要あれば美容セットを買って自分でなんとかできただろう。

 でも、しなかった。

 めんどくさかったからだ。

 つまり、周囲の評価より自己評価を優先し、自分を愛してしまったのだ。

 それが災いして、全くモテなかったのだと思う。

 そんな見た目を毎日鏡で見て、パッとしないことは自分でも分かるので、そんな自分の顔を見て自信をなくし、女性へのアプローチも積極的にできなくなっていったこともある。

 

 結論

 高校時代、大学時代を振り返って思うことは一つ。

 自分を愛するのではなく、客観的に見た自分に自信を持つことが、モテにつながっていくのではないか、と思う。

 高校時代は、上記したように見た目に非常に気を遣い、お金をかけ、また人間関係にも気を遣ったこともあったので、モテたのだと思う。

 大学時代は一転して一人暮らしという自由を得、その自由を享受する自分を第一に愛してしまったからこそモテなかったと思う。

 モテるためには、「他者の視線」を、いかにして自己の視点に導入できるかが、ミソではないだろうか。