あの時の自分に、一体どんな言葉をかけられるか?

 


the band apart - Cosmic Shoes

 

 

 僕はドライブが趣味だ。

 

 仕事終わりは自分のクルマに乗って幹線道路を走り、休みの日は隣の県のサービスエリアなどを巡る。

 

 そんなドライブ、特に夜のドライブにバッチリ合うのは、上にUPしたバンドアパートのcosmic shoes だと確信している。異論はあるだろうが、誰が何といおうと、これが一番ドライブに合うと信じて止むことはない。

 

 また、この曲には、とてもとても、深い深い思い入れがあるから─────

 

 

 個人的な話をする。

 

 2015年の6月。

 

 東京の大学院を出た僕は、名古屋で新卒1年目だった。

 

 仕事にはまだまだ慣れておらず、その上、上司からしばしば怒られ、身体も心もくたくたな日々だった。

 

 そんな日々、仕事の出勤、移動の際はずっと、ずっと、ずっと、取り付かれたように上のcosmic shoes を聞いていた。

 

 理由は分からない。

 

 ともかく、あの時はcosmic shoes以外の曲は聞きたくなかった。

 

 それくらい、ずっと、ずっと、車内で聞いていた。

 

 

 あれから2年7ヶ月が経った。

 

 異業種に転職し、千葉に移った。

 

 転職して3ヶ月目を迎える。

 

 cosmic shoes を聞く。

 

 ありありと、あの頃、あの日々が蘇る。

 

 

 ふと思う。 

 

 あの頃の僕に、今の僕は何て言葉をかけられるだろう?

 

 あの頃の僕は、今の僕を見て、何て言葉をかけるだろう?

 

 

 あの頃の自分へ。

 

 辞めたいかな? 休みたいかな? 

 その気持ち、十分分かる。

 辞めてもいいよ、休んでもいいよ。

 でもね、『その先』の準備を、しっかりな。

 会社にいないときの時間、うまく使えよ。

 その時間の積み重ねが、あとで必ず活きてくる。

 活きてくるし、それが仕事にも繋がるよ。

 「がんばれ」なんていわないよ。

 お前も嫌いだろう? この言葉。

 いまの僕も大嫌いさ。

 だから、考えようぜ。

 考えることが自分の人生を自分らしくさせる営為だ。

 そうだよな?

 ともあれ、彼女を大事にな。

 

 

 

 あの頃の自分から。

 

 そうか、未来のオレはやっぱり転職したか。

 そこんとこ、本当にオレらしいな。

 究極的に飽きっぽい性格のオレとはいえ、2年ちょいで転職は、オレもビックリだ。

 まぁでも、言い換えれば、早い段階で「見切り」を付けたということか。

 また、今の会社は5年10年と働けない会社なのか。

 確かにそうかもなぁ…夜遅いし、将来結婚して子供ができたら一緒に夜ご飯を食べる機会がなくなるもんな。

 いやぁ、それにしても、いい会社に転職できたんだね、未来のオレは。

 おめでとう。

 なんだか、想像以上にホワイト企業みたいじゃねぇか。

 やっぱりオレは、才能実力はボチボチだけど、運だけはズバ抜けていいんやね。

 その、あまりの運の強さ、誇らしく思うよ。

 未来のオレの会社はなんだ? 残業時間の規制はばっちりだと?

 8時間超えた分もしっかり残業代出るだと?

 最高じゃねぇか。

 ただ、覚えること多そうで大変そうだな。

 今のオレと同じ位、未来のオレも怒られているんじゃないか?

 まぁ気にすんなよ。怒られ慣れているだろう?

 未来のオレは、もっと鍛えられているだろうしさ。

 ともあれ、未来のオレもそれなりに充実して過ごしているようで何よりだ。

 彼女とも仲良さそうで何よりだ。

 遠距離になってしまうのは辛そうだが。。。

 まぁしっかりやれよ。

 未来のオレなら今のオレ以上にしっかりやれるだろう?

 未来のオレが楽しみだよ。

 

 

 

 cosmic shoes。

 自分をパラレルワールド、あるいはタイムマシーンにいざなうかのような、名曲。