うちの妻ってどうでしょう? 1 (1) (アクションコミックス)
- 作者: 福満しげゆき
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2008/04/28
- メディア: コミック
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福満しげゆき氏は前々から存じていたが、今回初めて漫画を読んだ。
面白い。
まったり、まったり、面白い。
爆笑するところがあるわけでなく、クスッと、ニヤッと、ぷぷっとしてしまうところや、「うんうん、なんかわかるな…」も思うところや、「…なぬそれ…?!?!」と、全く理解できないところなど、それすべて『面白い』。
特段、教訓などないのだが、なんだかクセになるマンガだ。
なんでだろう。
ものすごい面白いわけではない。
ワクワク胸躍るわけでもない。
でも、また読みたい。
…不思議だ。
その理由を考えていたら、福満氏の視点があまりにも広いからではないか、とふと思った。
つまり、あらゆる些細なこと(Every Little Thing)でも、それを『描いてしまう』ところにあるのではと。
言い換えると、福満氏の視点というものは、『見えないものを見ようと』しているのではなく、また『見えてるものを見落として』いるのでもない。
氏は、『見えてるものを見落としてるものを《観て》いる』のである。
「うちの妻ってどうでしょう?」を読み、福満氏の洞見に敬服の念を抱いたのである。