「…これは、どこかでマズいことになりそうだな。。」
と思うときがしばしばある。
ずっと一本調子だと、どこかでガタがくる。
だから、要所は全力でいき、どうでもいいところ、仕事上の優先順位が低い作業については「手抜き」を敢えてするひつようがあるのではないか? とふと思った。
私の生業に照らし合わせてみると、授業には全力で心血を注ぎ、例えば掃除などは「手抜き」をしてもいいかな、と思う(ただ、その代わり小まめにやる必要があるだろう)。
極端なことを言うと、私は授業とその準備以外はあまりやりたいと思わない。
無論その願いは届かないのだが、「それ以外」をすべてアウトソーシングすれば、教師はより「教師的」となって専門性が高まり、より質の高い授業ができるはずである。
教師が「いろいろなことをやりすぎる」と、本分である授業が疎かになる。
教育業界は離職率が特に高い業界の一というが、その所以は現場社員たちが「いろいろなことをやりすぎる」からだろう。
専門以外の仕事にはお金を払ってでも、思い切って「パス」をすること。
そして自分だけの「ここは他の誰にも負けない(負けたくない)もの」を、とことん極めること。
つまり「そこ」に徹底してお金と時間を投資する、というシステムが浸透すること。
これが、教育業界再生のキーポイントではないか、と、塾講師1年目の私なんかは思うのである。