最近、「君の名は。」にハマって、DVDをAmazonで買って、何度も見返してる。
とはいっても、最初から見返してるわけじゃなく、気になったシーンを拾い上げて何度かみている。
その中で、特に気になった台詞が2つある。
先ずは三葉が、瀧に対しての、瀧が三葉の中に入っているときの振る舞いについての台詞。
男子の視線!
スカート注意!!
人生の基本でしょお?!?!(怒)💢
この台詞、台詞自体のリズムの良さもあるのだけれど、三葉の声優である上白石萌音の言い方、話し方がすごくいい。
なんというか、すごく心がこもっている。
人生の〜の下りは特に素晴らしい。
ここは怒りがこもっているだけでなく、困惑の声色も混ざっていて、1つのセリフで2つ以上の感情を込められているのがわかる。
それはまるで1人でシンフォニーを奏でているように。
もう1つ。
四葉が、三葉の異変に気付いて、ばあちゃんに語り、玄関から外へ出て行くシーン。
「お姉ちゃん、いよいよヤバイわ。
私今日、1人で先に出るで。
…ヤバイ…ヤバイ…ヤバイヤバイ…ヤバイよー!……ヤバイ………」
「ヤバイ」が連呼されているところに注目したい。
四葉は小4であるゆえか、語彙が不足しているために、こんな形で一つ覚えのように「ヤバイ」が連呼されている。
こんな台詞を言うような小学生は、おそらく数万…いや数十万単位でいるであろう。
そんな最小公倍数を突いた台詞、大衆の心理をついたこの台詞、素晴らしいと思った。
(…ちょっと細かすぎて伝わらないだろうな…苦笑)