なんとなくゲド戦記を見た。
買ってたけれど、見る機会がなく、今こそと思って。
見た感想。
「重い。暗い。ちょっとグロい。ジブリっぽくない。」
というのも、人間社会の悪いところ───例えば、奴隷制度、麻薬密売、差別が、ありありと表現されているからだ。
面白いっちゃ面白かったが、途中なんども自分のスマホに手が伸びたので、べらぼうに面白いわけではない。
少なくとも、「君の名は。」や、「ラピュタ」ほどは面白くない。
要するに、「ワクワク」「トキメキ」が皆無なのだ、ゲド戦記は。
こんなジブリも「アリ」かと思うけど、繰り返し見たいかな…とは、なかなか。。。
まぁでも、いいセリフがあったりした。
それは主人公が奴隷として捕まり、奴隷トラックに積まれて運ばれているときに、主人公の仲間の魔法使いが助けに来るシーン。
主人公だけでなく、ほかの奴隷になってしまった人々の腕輪や鎖も解くのだが、そのトラックから連れ出さず、主人公だけ連れ出してのセリフ。
主人公「ほかの人たちは連れ出さないの?」
魔法使い「それは彼ら次第だ」
「それは彼ら次第だ」
これは、グッときた。
最終的には、自分で自分を何とかするのが人生てもんさ、というメッセージが、このセリフに込められているように思えた。
やっぱり、heaven helps those who help themselves だよなぁ。