「本気なの?」別れの理由が、奨学金だなんて…夜廻り猫が描く学費 - withnews(ウィズニュース)
…なんでそうなるの?!?!
この漫画、朝日新聞を読んでて見つけたんだけど、こんな人、いるの?
僕自身は、幸福にも奨学金を借りずに大学、大学院を卒業できた、大層なご身分だというのは承知している。
友人には月2万、あるいは月6万を奨学金として借りていた人もいるから、いかに恵まれているかが、この漫画を読んで改めて分かった。
…けどさ。
この漫画の男、なんだかおかしい。
いくつかおかしいところがあるので、まとめたいから列挙していきたい。
- 就活失敗して月13万のフリーター
- 「結婚も子供も無理だ」発言
- 彼女にその事情を隠して別れを宣言
- 「有能な人間になりたかった」発言
- 「人の足を引っ張る奴にはなりたくない」発言
全般的に、僕はこう思う。
あきらめんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
と。
フリーターは僕はやったことがないけれど、何かあったら簡単に首切られるし、ボーナスはまずもらえないし、おそらく月20万も確実にはもらえなく、生活が厳しい。
作家とか、ミュージシャンとか、アーティストなど、何か大きな夢があるから、仕方なくフリーターをしてるとかならわかるけど、就活がダメだったからといってフリーターになる理由が分からない。
フリーターとは、「なる」ものではなく、「一時的に」「とりあえず」やっとくかぁ、みたいなテンションでやるものではないだろうか。
この男はまた、既卒で継続して就活する気がないのか?
そこが、理解にすごく、ものすごく苦しむ。
今は売り手市場なんだし、探せば求人はいくらでもある。
それなのにフリーターにわざわざ仕方なく「なる」意味が、私には分からない。
あと、「結婚も子供も無理だ」発言とかさ、「有能な人間になりたかった」発言。
意味わからない。
それさ、「今、ここ、自分」しか見えてない発言でしょ?
もちろん現状はそれらが無理かも知れないけれど、今後のやり方次第、動き方次第で、いくらでも挽回可能ではないか。
なんか、この男は「今、ここ、自分」しか見えてないし、未来計画が何1つない気がする。
過去、様々な事情があって奨学金500万の借金があるのは分かる。
けれど、過去、現在だけで「もう無理だ」というのは早計すぎやしないか?
この男が22歳だとしたら、残りの人生は短く見積もっても50年はある。
その50年間でいくらでも挽回できるだろう。
繰り返すようだけれど、すべての男にとって最も重要なのは、未来志向だと思うからこそ、この男には全く同情できなかった。
あと、「彼女に奨学金のことを隠して別れる」ところ。
意味わからん。
その彼女とは「遊び」だったのだろうか?
それだったらいいかも知れないけれど、その彼女と結婚して家庭を築いていきたい、と思っていたのだとしたら、全てを話すべきだろう。
あらゆることを共に歩んでいくことが家族なのだとしたら、奨学金の借金は「恥」かも知れないけれど、包み隠さず訳を話すべきだ。
そこ「から」、スタートでしょうに。
やはりここでも、未来をどうするか? の思考が大事でしょう。
そして最後、「人の足を引っ張りたくない」発言。
こう言う人はいま若い人に多いよね。
僕もそうだけど、「人に迷惑はかけたくない」って思う人は多い。
まぁそりゃ大事だけれど、「持ちつ持たれつ」が人生でしょう? マツコ・デラックス氏もテレビで言ってたけどさ。
自分がどうしようもない時は、人様の厄介になってもいいんだと思うよ、それこそ生活保護とかさ。
日本はそういうところのセィフティー・ネットはしっかりしてるからね。
ただ、そういう立場になったとしても、「give」の精神を忘れなければ、再び起き上がってバリバリ社会で活躍するときに必ず役に立つことだ。
「give」の精神。
なんでもいいんだよね、友人と飯食いに行ったときに多めに支払いをするでもいいし、誕生日に「おめでとう」って言うだけでもいいし、エレベーター乗ったときに開閉ボタン押す側に回るとかね。
話を戻すね。
「人の足を引っ張りたくない」じゃなくて、「人に役に立ちたい」と思う方が建設的だ。
自分もまだまだ若いけれど、社会に出てない学生がこのblogを奇特にも読んでいるとしたら、「◯◯になりたくない」という、否定的な物言いではなく「◯◯になりたい」と、肯定的、建設的な物言いをしたほうがよろしいのではないかと思う。
偉そうだけれど、これは強い自戒を込めていっているんだ。
皆んなに説教するようで、一番は自分が自分に説教してるんだよね。
まとめ。
「過去と他者は変えられないけど、未来と自分は変えられる」
「あきらめんな!」