佐藤秀峰の描く漫画が大好きだ。
彼の漫画の感想を一言で言うと、
「面白くて深刻」
だ。
ただ面白いだけではなく、現実の自分の生活態度を見直さないといけないのではないか? と思わせるような、なにか読み手に対して訴えかけてくるものがあるのだ。
それが、たまらなく好きだ。
そんな佐藤秀峰の漫画の一つ、「新ブラックジャックによろしく」に、三鷹駅が出てくる。
僕は7月に転職したことをきっかけに三鷹の方に引っ越したのだけれど、三鷹駅に降り立った瞬間、初めて来たのにどこか懐かしい思いに駆られた。
大好きで大好きで何度も繰り返し読んだ「ブラックジャックによろしく」の舞台の土地に移り住んだということを、この時初めて知ったのだ。
特に、駅前のドトールを見たときにそれを思い知った。
なんとも感慨深い。
そしてよく調べたら、佐藤秀峰先生の事務所も三鷹駅からほど近いところにあり、私の自宅から自転車で10分以内のところだとも、最近知った。
なんともなんとも、運命的というか、グッと来てしまった。